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2009.07.04 Saturday

「エコ恋愛」婚の時代

狩猟女と農業女。

 新幹線に乗るときに品川駅の三省堂書店で平積みになっていて、思わず、気になって買ってしまいました。
 まあ、読んでみると内容は薄っぺらく、これは、「エコ恋愛」婚というキーワードを考え出したのがえらい!という感じですね。また騙されてしまいました(笑。

 しかし、それでも思わず、なるほど、と思うところがあったので、紹介することにしました。

 最近、30代後半の未婚女性の男を漁るパワーはすごいですね。どんな嘘も辞さないというところがあります。ある格安結婚紹介サイトに興味本位で登録して、年収を高めにプロフィールを書いておくと、メールが結構、来る。例えば、「あなたのプロフィールにひかれました」と書いてくるので、「プロフィールのどこにひかれましたか?」と返事を返すと、たいてい、返事は返って来ない。

 例えば、合コンを企画してくれ、と、アラフォー世代の女性達に脅されて(?)いるという既婚の20代男性。逆らえないので企画することにしたが、40代男性は何か問題を抱えているのでNGなんだと。っていうか、あなた方もそういう年齢なのでは。。。と思えてくる。

 特にバブルを謳歌した女性達で、しかも結婚していない人というのは、ちょっと怖い。何が怖いかといって、いまだにあの時代のような恋愛体験ができると本気で思っているようなところがあって、それが怖い。

 あんなの、あの時代のことだけ。しかもバブルってのは異常な事態ってことなんですけどねー。

 で、一方、20代くらいの女性とか、あるいは未婚の男性に聞くと、もう恋愛に疲れている。特に消費型の恋愛ではなく、もっと素朴で、お互い重荷にならないような、まあ、ほっとするような恋愛を求めているように思う。

 この本ではそういう恋愛のことを、恋愛がハレからケになった、という言い方をしている。ハレというのは祭り。ケというのは日常。婚カツというと、飲んで騒いで、というような合コンを想像するのは昔の人。今はどちらかというと、面接のような、人間性をお互いに見られるものが求められているとか。しかも、特別な機会ではなく、日常の延長で。

 恋愛をハレにして得をしてきたのは、この本の著者もそうだったのかもしれないが、雑誌や広告、あるいはTVなどのメディア産業だ。それに動かされてハレを楽しむのも悪くはないかもしれないが、クリスマスに高級ホテルにディナー?そんなの踊らされているだけで疲れるだけじゃん。そう考えるのは確かに現実的で、エコかもしれない。

 この本のテーマは「エコ恋愛」ではなく、「エコ恋愛」婚。正直な話を言えば、どうしてこの「婚」の文字をつけたのかはわからない。「エコ恋愛」だけだったら、とても一貫性のある面白い本になったことだろう。しかし、おそらく売らんかな、という意図もあってか、「婚」にまで踏み込んだ。結果として、離婚の問題やらを取り上げざるを得なくなった。本来、結婚につきまとう子どもの問題などは、子どもができないことを理由に離婚、という話の紹介などに留まっている。

 このエコ恋愛。きっと、バブルの後で誕生したものではないのではないか、と思う。おそらくそれはメディアの求心力が衰えてから、21世紀に入ってからのことなのではないか、と勝手に思う。

 ちなみに私がもし結婚したいな、と思うとしたら、自分のことばかり考えて男をハンティングする狩猟女ではなく、一緒に何かを作っていけるような、農業女だろう。もちろん、料理教室などで演じても駄目ですよ。男もこの年齢になれば、人の本質なんて見抜けます。

 狩猟女と農業女。これって流行りませんかね? ださい?


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