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2009.08.01 Saturday

ビール・イノべーション

とりあえず、何、飲みます?

 今、何かと話題のビールです。いやー、夏はやっぱりビールですよねー。って、前から思っていたんですが、ビールってどこが美味しいんでしょうかね?

 著者は元キリンビールの開発に携わった後、常務取締役で退任、現在、帝京平成大学教授。普通のビールの本と違うのは、冒頭が発砲酒と第3のビールの話からスタートするということ。ビールの本と称しておいて、発砲酒と第3のビールはビールと名乗るのを許されていない、ってのから始まるというのが何とも面白い。

 日本のビールは世界一税率が高いそうな。ドイツは4.6%、アメリカは5.7%に対して、日本は小売価格の42.1%。酒税法的にはビールと認定されてしまうと税金が高くなってしまうが、事実上これは日本のイノベーション技術によって生み出された新しいビールである、というのが著者の弁である。

 以降、この本は、ビールの起源から順に語る歴史の本になる。古代エジプト、古代オリエント、ゲルマン人、とまあ、世界史好きな人にはおなじみの民族とビールとの関係が語られる。

 いやー、そんなにビールって人類に愛されているお酒だったんですねー。ビールの他にもジンとかワインとか、いろいろなお酒が紹介されています。

 そして日本である。江戸時代にはもう入ってきていたらしいけれども、なかなか普及せず、結局、今のように日本でビールが飲まれるようになったのは、第二次世界大戦後のことだそうです。

 要はこれは麦の文化なんだと思います。パン食が入り込んできて、で、ビールも飲まれるようになってきた、と。洋食になってビールが飲まれるようになってきた、という話だそうです。

 現在、世界では健康のためにもっとビールを飲むように、と奨励されているそうです。理由は、もっとアルコール度数のお酒を飲むのを止めて、アルコール度数がたかだか5%程度のビールの方が健康に良い、という理由なんだそうです。

 で、この本を読んで思ったこと。

 そもそもビールってそんなに美味しいものなんですかねー。麦の味とアルコールが入っていて、気持ちよく飲めればビールでしょ。第三のビールにいたっては、麦芽を使わず、でんぷんや豆タンパクを使っているそうな。

 もう別にビールとか麦芽とかこだわらんでも、美味しければいいじゃん。できれば、納豆ビールとか、米ビールとか、どんどんいろんなものを開発してって欲しいものです。

 で、できれば広告のやり方も変えてほしいですねー。今度は米だ!あきたこまちだ!とかって宣伝してくれれば、ミーハーにいろんな新ビールを楽しめると思うのです。

 だって、税金払うために飲んだってねー。美味しくないでしょう。

 ということで、プレミアムビールに騙されることなく、この本のおかげで堂々と、安い発泡酒や第三のビールを楽しめそうです(笑。


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