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2009.02.15 Sunday

声と話し方のトレーニング

声、気にしていますか?

 日本の政治家とアメリカの政治家を比較して、なんで日本の政治家は話が下手なのか、と思ったことはないだろうか? オバマ氏の演説など、例え英語がわからなくてもうまいなぁ、と関心してしまう。それに引き換え・・・。

 で、実は印象だけで気がついていないのだけれども、本当に違うのはしゃべり方ではない。もっと基本的な部分、発声そのものだということはあまり気づかれていない。

 ガラガラ声、しわがれ声、ぼそぼそと話す。日本の政治家の声のイメージといえば、そんなものではないだろうか。一方で、アメリカの大統領には、スタイリストの他にボイストレーナーもついていることが多いという。声は無意識に働きかけるパワーがあるくせに、自分の声は自分では実はよく理解できていないので、第三者の専門家が必要なのだろう。


 最近、日本でも声のトレーニングを仕事にしている人が多いが、実は、ボイストレーナーにまともな資格があるわけではない。そういう人が声を「治す」という表現を使うのは、実は法律的にはすれすれの世界。では、医学の分野でそういう「治療」の専門家がいないのか、といえば、耳鼻咽喉科の医師と、リハビリとしては、実は、言語聴覚士という専門資格がある。

 この本は、言語聴覚士が普通の人向けの声のトレーニングについて記述した、おそらく一般向けでは初めての本だろう。そして自分の声がよくわからない理由も冒頭に書いてある。自分の声は骨導音と言って、内部の共鳴も聞いてしまうために、外に発している気導音とは音として違う、というのだ。

 この本には、医学から見たときに正しい声の知識と、リハビリ的に見たときに正しい声を良くするためのトレーニングが掲載されている。図もたくさんあってわかりやすい一冊に仕上がっている。

 加齢とともに、声は衰えていくもの。この本のトレーニングでうまく声のアンチエイジングができるだろう。他にも様々な要因で、本来、正しい、もともと持っている、いい声というものが出せなくなっていることに気づく。いい声を取り戻すことができれば、確かに人生は少し豊かになりそうだ。

 どうでもいいことだけれども、声に関する本、というのは、文字で書くのがとても難しい分野なのではないかと思う。それをどうやって説明するのか、という興味で見てみると、声を語るためのたくさんの言葉があるんだなぁ、ということに気づかされる。

 そしてあなたもきっと、声について語りたくなる。そういう一冊です。


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