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2003.03.03 Monday

ブランドは広告でつくれない 広告 vs PR

PR時代の到来を告げる。

ブランドは広告でつくれない
アル・ライズ共著
ローラ・ライズ共著
共同PR株式会社訳監修
翔泳社
(2003.2)

 広告クリエイティブ否定論、である。むしろ広告マンはPRマンになれ、ということか。消費者はもはや広告を見なれていて「空気」のように感じており、言ってみれば「芸術」になってしまった。だったらクリエイティブによって何でもできる、という万能論から逃れては?というメッセージをおもしろおかしく説明してくれる。

 広告が賞を取ったからといって、その商品が売れるわけはない。クリエイティブに金を出す企業は、芸術家に出資するパトロンに近い。もし私が株主なら、損益計算書を見てケチをつけるのはまず広告費だろう。

 ただ、この書では広告の後に来るべき「PR」について、具体的な方法までは述べていない。結局、ブランドを作るのは広告ではないが、PRのテクニックでもない。まずはブランドとしての企業の価値をいかに高めるか、という問題になってくるのだ。

 最近の新聞で電通など日本の広告代理店が、企業のブランド資産価値を測定するビジネスを立ち上げると報じられていた。自社のブランドの価値がわからない企業に、ブランドは構築できないのではないだろうか?

 広告にしろPRにしろ、テクニックや費用の問題だと思っている企業の広告担当者や、それこそこれから肩身の狭くなる「クリエイティブ」な人々に、この本をとりあえすオススメする。危機感を持つために。


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