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2007.07.29 Sunday

リッチウーマン 人からああしろこうしろと言われるのは大嫌い!という女性のための投資入門

「金持ち女性(リッチウーマン)」という新ブランド立ち上げの一冊

 この本でいちばん印象的なエピソードをひとつ。ロバートと一緒にビジネスを立ち上げたキムは、あるとき、ビジネスの方針をめぐってケンカし、家を飛び出してしまう。

 そのとき、はっと気づいたという。ロバート・キヨサキをキャラクターとして立ち上げたビジネスを進めていたが、それが成功すればするほど、ロバートに依存してしまう。成功を2人で作り上げている自負はあるが、実際に頼りになるものがなくなっている。そしてキムはそれまで趣味で始めていた投資を本気でやり始めた、というお話。

 で、女性の女性による女性のための投資の本、というのがこの本。ちなみ
に、「金持ち父さん」に続く、「金持ち女性(リッチウーマン)」という新
ブランド立ち上げの一冊とのことで、シリーズ最初の一冊としても非常に読
みやすい。

 まず一本の軸は、なぜ女性にとって投資が重要なのか、という話。そうい
えば、日本でも中国でも最近は女性の投資家が増えている。その理由も納得
できるような理由がずらずらと並ぶ。なるほど。曰く、依存せず自立できる
から、ガラスの天井がないから、自尊心が高まるから・・・

 そして物語の流れはというと、キムがかつての同級生達に20年ぶりに再
会し、投資の素晴らしさについて語り、それぞれに合った投資を始めるきっ
かけとなる勉強会を開催する、というお話。

 この仕掛けが巧みで、この本を活用するだけでビジネスになるなぁ、と、
このシリーズでは久々に夢中で読んでしまった。なんというか、いてもたっ
てもいられなくなる、という感じだ。

 ちなみにこの本は、金持ち父さんシリーズのバックストーリーとしても読
める。彼らがある時点から、いかに不労所得を稼ぐ仕組みを作るか、という
ポイントのみを追及してビジネスを展開してきたのか、それがよくわかる。
そしてどうやらその中心は、不動産投資と、このシリーズの著作権の権利収
入であることもよくわかった。

 私は男だけれども、なぜかこれまでのシリーズよりも本書に共感し、反応
してしまった。自分のビジネスも真剣にやるけれども、時間がない、を理由
にサボっていた投資も再開しようかな、そう決意させられてしまった。

 それにしても少々、マンネリ食傷気味だったシリーズに、中身は変えずに
ターゲットを変えたこの一冊。なかなか商売上手で、それだけでも感心して
しまった一冊。まさにブランドストレッチ(拡張)の見本のような一冊。

 女性ならずとも一読をおススメしたい。


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