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2006.06.18 Sunday

鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール

親との関係は人間関係の基本

鏡の法則
鏡の法則
posted with 簡単リンクくん at 2006. 6.18
野口 嘉則著
総合法令出版
(2006.5)

 もともとは野口コーチが自らの宣伝用にブログに書いていたいくつものストーリーの中で、アクセス解析を行なったところ、最もアクセスの多い記事をpdfファイル化、無料で配布(ダウンロード)させていた。ブログでの情報発信とあいまって、このファイルがネット(特にコーチ仲間)で話題になった。

 「読んだ人の9割が泣いた」というネットでのクチコミが広まり、泣くのを期待して読む人も増え、いっきに野口コーチはカリスマになった。というわけで、物語を使ったマーケティングの手法をうまく使った例としても注目の一冊。

 気になる内容は、というと、交流分析(TA)と家族療法の考え方を取り入れたストーリー。簡単に言うと、母親が自分の子供の問題を解決しようとして、結果、自分の親との関係に思い当たるというもの。このストーリーが巧みであるのは、そうした知識の部分を隠し、因果律を越えた「原因と結果の法則」という風に説明しているところ。どちらかというとスピリチュアルや宗教な雰囲気を醸し出しつつ、行動を変容させることで問題が解決していく様を、主婦のA子と経営コンサルタントのB氏との対話をもとに語られていく。

 物語の構造は以上だけれども、これで「読んだ人の9割が泣いた」というのは非常に不思議。今の世の中、いかに親子関係がうまくいっていないかがよくわかる。特に父親と子供の関係というのはあまり良くないままに大人になってしまっている人はかなり多いのかもしれない。親を敬うというような儒教的な教育を否定してしまったのは、戦後民主主義教育の失敗のひとつであるのだろう。

 親との関係はすなわち、対人関係に影響する。なぜなら、コミュニケーションの基本がそこにあるから。簡単に言えば、交流分析の基本はこういう考え方だ。親子という意味では、最近は悲惨な事件も多い。このストーリーを読んで泣く人はぜひとも自分の親との関係を振り返り、見直し、関係改善をして欲しいな、と願っています。

 ちなみにこのストーリーのA子さん、親との関係も悪いし、旦那のことも軽蔑しているし、息子ともうまくいかない。今の日本にはこういう状態で生きている大人が多いんですかね? 嫌な世の中です。

 今日は父の日。人間関係の基本は親との関係にあります。人間関係の改善が人間社会で幸せに生きるための秘訣ですので、今日は親との関係改善のきっかけの日にしても、いいのではないでしょうか?


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鏡の法則
sittosittoさんのブログで紹介されていた「鏡の法則」。ワタシもインターネ
(Mental Healthy BLOG 2006/10/22 10:39 AM)

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