2009.11.22 Sunday
あなたとあなたの会社が滅びないように
アメリカには、マルコム・ボルドリッジ賞という国家賞があります。大統領が企業や組織に賞を与えるというもので、その仕組みはヨーロッパやアジア、そして日本にも紹介されています。簡単に言うと、組織の経営のクオリティを審査するもので、日本では、日本経営品質賞という賞になっています。
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2009.04.12 Sunday
シンプルな質問ほど答えにくい
先日、コーチ向けにマーケティングのレクチャーをしたときに、マーケティングについてのとてもシンプルな質問をしたところ、気づかなかった、考えてもみなかった、と思わぬ反響をもらったので驚いた。
私の質問の背後にはマーケティングのフレームワークがあって、それに基づくシンプルな質問だった。この本は、ドラッカーが、非営利団体向けのマネジメント層向けに提供した冊子に、特別寄稿を加えて編纂したもの。本としては、まあまあの厚さに仕上がっているが、内容のとてもシンプルさと、その深みに驚いた。
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2009.03.29 Sunday
ホリエモン帝国崩壊記
書評の前に立場を明確にしておこう。私は個人的には堀江さんのキャラは好きだし、技術者から腕一本で会社を興し、大きくしたことは評価している。しかし、そのクリエイティブな才能をマーケティングに使い始めたときから迷走していると感じていた。しかし、ブログも読んだことはない。だからファンというほどでもない。
しかし、小泉さん同様、既成概念の破壊者として、イノベーターとしては尊敬していた。仕事術の本もとても面白かったし、今でも参考になっている。旧来の常識を壊し、新しいものを打ちたてようというのも、どちらかというと若者側からすれば、とても気持ちの良いことだ。
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2008.11.09 Sunday
危機に強い会社の作り方
この本を邦訳タイトル通りに読んでしまっては、この本から得られるものを半減させてしまうかもしれない。この本はなぜジョブズが人を育て、組織を作ってきたか、を説明している本ではない。
原題は、The Apple Way。つまりは、アップルのやりかた、アップル流、というもの。アップルという会社がどのように考え、どのように振舞ってきたか、その企業文化と展開について、示唆してくれる本である。
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2007.12.02 Sunday
リーダーなき組織を、どう構築できるのか?
副題に「21世紀はリーダーなき組織が勝つ」とある。そしてそれに対比されているのが、普通の組織、分権型・階層型組織である。
この本でその象徴とされているのが、ヒトデである。ヒトデは例えば真っ二つに切断したとすると、その2つの切片それぞれがヒトデとして活動を始める。
そもそもアメリカでインターネットが開発された背景には、本部が核攻撃を受けても、他の基地が反撃することができるようにするためだったと言われている。これはまさにヒトデだ。
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2007.07.02 Monday
ふたたび世界が協働する日を夢見て
私はコンサルでもあり、コーチでもあるので、最近、よく世に言う「新入社員が辞める」とか、「若手社員がヤル気をなくす」について、2つの方向から考えてしまう。
ひとつはコミュニケーションの問題。違う価値観、ジェネレーションの人が協働する以上、コミュニケーションをきちんと取らないとね、という問題。こちらはどちらかというと、コーチとしてのアプローチだ。
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2007.07.01 Sunday
我々は検索エンジンに支配されつつあるのだろうか?
このNHKスペシャルが放映されたとき、私は大きな期待と驚きをもって番組を見ていた。
2人の学生がガレージで始めたというGoogle。
日本ではともかく、世界的に圧倒的なシェアを得た。
そのやり方に当時は驚いたものだ。まさか世界のサイトすべてをクロール(巡回)して取り込もうなんて! そんなシンプルな発想をするのはよっぽどの馬鹿か天才だな。そう思った。
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2003.04.02 Wednesday
起業するなら、「会社の創り方」の本と一緒に読んで欲しい。
竹田 陽一著
栢野 克己著
フォレスト出版
(2002.11)
統計的に言えば、日本人の大人の8.5人に1人は社長。個人事業主・個人商店も含めてこの数字。しかも、2003年2月から開業時の資本金が5年間優遇されることになり、たとえ1円しかなくても株式会社を作れる時代になっています。しかし、そのうち4割は1年以内に廃業し、10年後残っているのは2割弱。日本企業の8割は赤字企業。会社を作るのは簡単だ。しかし、続けるのは難しい…。
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2003.02.18 Tuesday
シロウトに「経営」を語らせるな!という明確な主張。
この本によると、経営というのは以下の公式で表現できる。
利益=収入−支出
これが、経営の本質を表す公式である。簡単でしょ?
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2002.12.25 Wednesday
この本を読まずに利益を語る事勿れ!
エイドリアン・スライウォツキー著
中川 治子訳
ダイヤモンド社
(2002.12)
はっきりいってこの本は衝撃だった。
派手な金色の表紙。ダイヤモンド社があえてこのゴテゴテのデザインを選択したのは、この本がビジネスの「金言」のカタマリだから、かもしれない。
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